食べる順番による血糖値への影響

食事直後の血糖値の急激な上昇は(食後高血糖といいます)、動脈硬化の進行を早めることが最近の研究でわかってきており、お薬での治療も行われていますが、御自身できる食事の食べる順番について考えてみます。


食物繊維については前回のコラムで書きましたが、小腸での糖質の吸収速度を遅延させ血糖の急上昇を防ぐ効果があります。ですから、食物繊維が多く含まれている野菜や海藻を使ったおかずから先に食べるようにすると、血糖値の急上昇を防ぐことができるのです。

つまり同じ献立の食事を食べる時、ご飯.・麺・いも類などの炭水化物から先に食べた時よりも、野菜のおかずから先に食べた場合のほうが、血糖値の上昇がゆるやかになります。

次に肉や魚などのおかず(タンパク質・脂質)についてですが、炭水化物より消化吸収に時間がかかりますし、タンパク質は消化吸収されてから50%程が、脂質は10%程がゆっくりと糖に変わるので、糖質が主である炭水化物よりは、はるかに血糖を上昇させにくいのです。


<理想的な食べ方>

最初に野菜・きのこ・海藻のおかずを食べきってしまいます。食物繊維のおかずを先に食べることによって血糖の急上昇を防ぐだけでなく、満腹感も得られ、自然と食事量(摂取カロリー)が減るので減量にもつながります。

次に肉や魚、大豆製品などのタンパク質のおかずを食べます。野菜ほどではありませんが、炭水化物よりは血糖が上がりにくいですし、消化時間も炭水化物よりはかかるので、野菜の次に食べることで糖質の吸収をさらに穏やかにします。

そして最後に炭水化物のごはんやパンを食べるようにします。よくかんでゆっくり食べるようにすればさらに効果的です。コース料理(サラダ→スープ→肉・魚料理→パンorライス)をイメージして食べるようにするとわかりやすいでしょう。

ちなみに、おかずとごはんを一緒に食べたい時は、少しだけおかずを残しておいて最後にごはんと一緒に食べるようにしましょう。


毎食必ず、野菜のおかずから先に食べることは、現実的には難しいかもしれませんが、食物繊維の効果を知った上で、まずは意識することから始めてみてください。

                                                  (事務・栄養士 諏佐)

 内科・循環器内科・小児科

 

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