週刊誌の医療記事についてどう考えたらよいでしょうか

週刊現代や週刊ポストなどの医療記事は、患者さんだけでなく医療関係者さえもぜひ読んでみたいと思う「とても刺激的」な表題がつけられていますので手に取られた方も多いと思います。定期的に記事になるところをみると雑誌がよく売れるんでしょうね。

今回はこれらの記事を通して治療薬や医師の選択について考えてみます。

 

今回のような薬の記事の中で意見を述べている医師は、大きく分けて2種類あります。

 

1、病気は運命なので、自然の寿命をまっとうしましょうというタイプ。治療を受けてうまくいかないで後悔するくらいなら何もしない方が良いとの立場です。コチラの方たちは単行本も出版されており一貫した信念・哲学にもとづいてコメントされていますので、患者自身が色々な考え方を知った上で治療を選択する上では必要な考え方です。(が、無論私は賛成しません。)

 

2、それぞれの薬の問題点を理論的に指摘するタイプ。コチラは、副作用や価格が高いなどの悪い点だけでなく、その薬のよい点もよく理解した上でコメントしているのですが、そのコメントの悪い部分だけを切り取って週刊誌に利用され、結果として不安をあおるのに加担してしまっている医師です。(この方たちは自分や家族には必要に応じて記事の中の薬を処方しているに違いありません。)せっかくの知識や経験も結果として患者のためになっていないのは残念です。

 

皆さんよくご承知のように副作用のない薬はありません。それでも薬を使うのは副作用より効果の方が優っていて差し引きしてメリットがあるからです。例えば「血圧の薬を飲むとふらつくから飲んではダメ」というなら、ふらつかない工夫ができれば薬を飲んで将来の脳梗塞や認知症を減らせば良いし、「横紋筋融解症で立てなくなるからコレステロールの薬はダメ」というなら血液検査で副作用をチェックしながら使用して心筋梗塞を減らせば良いではないですか。そのための専門医です。医師は患者さんひとりひとりの病状や生活パタンや仕事の内容までも考慮した上で、たくさんある薬の特性を熟知し、その中から最適なものを選択して処方しているのです。医師に「なぜこの薬が必要なのか」「副作用の頻度はどの程度なのか」などいろいろ質問して十分に納得いくまで説明してもらうことで信頼に足る医師かどうかがわかるはずです。

 

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 内科・循環器内科・小児科

 

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